グループCEO年頭の辞

※本メッセージは、グループCEO脇一郎がJBAグループ全社員に向けて動画配信したものです。


2026年 年頭の辞


2026年1月5日
株式会社JBAホールディングス
代表取締役 グループCEO
脇 一郎


皆さん、新年明けましておめでとうございます。
2026年の幕開けにあたり、JBAグループで働くすべての皆さん、そして平素から大変お世話になっております関係者の皆様に心よりご挨拶申し上げます。


2025年の総括: 倫理とレジリエンスが基盤を支えた一年

昨年2025年は、まさにVUCAの時代を象徴する一年でした。トランプ関税の影響による為替や世界情勢の不安定化、そしてAIをはじめとする技術革新の凄まじいスピードが、私たちの常識を絶えず揺さぶりました。
このような激しい変化の中で、JBAグループが揺るぎなく事業を継続し、クライアントへの価値提供を果たせたのは、ひとえに皆さんがプロフェッショナルとして高い倫理観に基づいた「判断力」と、困難に立ち向かう「レジリエンス(しなやかな耐久力)」を発揮してくれた賜物です。特に「正実と誠実」という核となる価値観が、グループの基盤を支え続けていることに心から感謝を申し上げます。


2026年の展望:「変革の確実性」とプロネクサスグループとしての新たな進化

私たちは今、大きな転換点に立っています。これまでの変化は「不確実性」として捉えられてきましたが、2026年以降の変化は、もはや「不確実性」ではなく「大いなる変革の確実性」として捉えるべきです。
そして、この確実な変革に立ち向かうにあたり、私たちは昨年、プロネクサスグループの一員として新たなスタートを切りました。資本市場で大きな存在感を持つプロネクサスグループの強固な基盤は、JBAグループが従来の「確かなプレゼンス」に加え、「未来への投資力」と「市場への影響力」を増幅させることを可能にします。この新しい体制こそが、私たちが次の成長フェーズへと進化するためのエンジンとなります。
高度な知識や知見がAIにより容易に代替される時代において、私たちプロフェッショナルの価値は、「知識そのもの」から「その知識をどう判断し、どう活かすか」という「説明責任能力」と「倫理的な判断力」へと完全にシフトしました。


2026年、JBAグループが最優先で取り組むべきテーマを、昨年からの継続性を担保しつつ、次の一歩を踏み出す三つの柱として掲げます。


1. サステナビリティを核とする「Well-being(ウェルビーイング)ファースト」の深化

昨年からの継続テーマであるWell-beingは、グループのサステナビリティ(持続可能性)を推進する中核です。これは、単なる福利厚生にとどまらず、クライアントサービスの継続的な安定性、ひいてはクライアントの企業価値向上に直結する私たちの「価値」そのものです。
そのために、「Well-beingファースト」の視点から、多様な価値観に対する積極的な寛容とあらゆるハラスメントの撲滅を強く推進し、従業員一人ひとりの貢献意識と働きがいを向上させます。また、制度面だけでなく、クライアントサービスにおいてもこの価値観を反映させ、クライアントを含む全ての関係者のWell-beingに貢献します。


2. DX(デジタルトランスフォーメーション)の戦略的活用

DXの推進は今年も継続しますが、その目的を「効率化」だけでなく、「AI時代における戦略的な価値創造」へと進化させます。
JBAグループの強みである「具現化(実行支援)する力」を、生成AIや最新テクノロジーによってさらに発展・強化させます。生成AIの利活用を推進し、様々な実務的課題を「設計」し、それを具体的なソリューションとして具現化することで、クライアントの価値創造に貢献します。また、 生成AIがもたらすリスクを管理するため、サイバーセキュリティ体制、ITガバナンス、そしてAI利用における高レベルのガバナンス体制を構築します。


3. 「正実」と「誠実」に基づいた「AI時代の判断力」の確立と資本市場への貢献

先行き不透明な時代だからこそ、私たちの仕事の価値は、「正実(正しく実直な言動)」と「誠実(真心)」にあります。
知識がコモディティ化するAI時代において、真に求められるのは、AIが提供する知見に対し、高い倫理観に基づき、正しい判断を下し、その結果について説明責任を果たす能力です。
そして、上場企業を多くクライアントに持つプロネクサスグループ傘下になったことで、私たちの使命は、単なるクライアント支援に留まらず、資本市場の健全な発展に貢献することへと昇華させたいと考えています。正確で信頼性の高い情報に基づく公正妥当なプロフェッショナル判断こそが、市場の信頼を醸成し、その健全性を担保する核となります。
我々資格集団は、法律や制度の遵守という保守的な役割を基盤としつつも、変革に強く、多様性を受容できる組織であり続けなければなりません。AIを使いこなしながらも、最後の決定権を持つのは常に人間であり、その決定は最高の倫理観によって裏打ちされていなければなりません。



2026年、JBAグループは、プロネクサスグループの一員としての強固な基盤と市場への影響力を最大限に活かし、クライアントの企業価値向上、そして資本市場の健全な発展という二つの大義に貢献することを誓います。
今年も、Well-beingを土台に、AIとプロネクサスグループとしての統合思考を駆使し、「正実」と「誠実」をもって、JBAグループの価値を社会に深く埋め込んでいきましょう。
皆さんとご家族の繁栄と健康を心から祈念し、私の年頭の辞といたします。本年も共に、前進していきましょう。