決算期統一化支援

 決算期統一のメリットは、経営管理とIRの両面にあります。
 まず経営管理の面で考えると、決算期を統一することにより、同時点の情報でグループ全体の経営管理ができるようになり、迅速な経営判断を行うことが可能となります。その結果、タイムリーに業績を把握し、問題発生の都度、適切な対応を取ることができるようになります。また、決算期統一により基礎数値が精緻化されるため、連結予想や業績予想についてもより適切な数値が算出可能となります。さらに予算編成や業績管理の一元化にもつながります。

 次にIRの面で考えると、決算期統一により、財務情報の品質向上を図ることができます。海外ではグループで決算期を統一している企業が多く存在するため、アナリストや投資家等のステークホルダーにとって海外他社との比較が容易になり、その結果、IR面における利便性が向上します。また、決算期が統一されていないと急激な外部環境の変化と連結ベースでの業績結果を合理的に比較することが困難な場合がありますが、決算期を統一することでより適切な業績説明を提供することが可能になります。

 決算期が統一されることにより、これまで期ズレのあった会社は決算処理期間が短くなります。このため連結データ締め切り日までに連結データを提出するためには、決算早期化が必要となります。また、従来は連結対象外のため連結パッケージの報告ラインに入っていなかった連結対象会社がある場合には、他の連結対象会社と同タイミングで連結パッケージの作成および提出が可能になるように、精度と迅速性の両面で対応できる体制作りとコミュニケーション力が必要となります。

 JBAグループでは、これらの点に注力し、従来の決算業務を棚卸ししたうえで早期化対応のための新しい仕組みを構築し、また、これまでの経験で得たベストプラクティスなどを提供します。

決算早期化で想定される検討課題

決算早期化においては、次のような課題が想定されます。JBAグループではクライアント企業とコミュニケーションを図り、適切に対応しています。
課題 内容
決算早期化の必要性 決算期にズレがある場合、従来、海外子会社は比較的余裕を持って決算日程を確保することができますが、決算日を統一する際には海外子会社の決算スケジュールを大幅に短縮化する必要があります。JBAグループでは具体的には決算日から10〜15日程度で連結パッケージの提出を目標としています。
海外子会社の会計監査 現地会計監査人との監査スケジュールの調整が重要になります。特に連結パッケージの提出日に合わせて監査スケジュールを設定してもらう必要があります。
各子会社での決算期変更の手続き 各子会社で決算期を変更するために現地制度上必要な手続きを現地会計監査人および専門家に確認するなどして、海外子会社の所在国別に決算期変更手続きを整理する必要があります。
海外子会社の少数株主との調整および承認 少数株主等が存在する場合には、事前説明や承認が必要と考えます。これが得られない場合は、仮決算で対応せざるを得ない場合もあります。

決算期統一および決算早期化プロジェクトのアプローチ

 連結グループとして、親会社と子会社の財務諸表を同一の決算日で作成し、連結決算を行うために必要な対応を図るとともに、グループとして組織的かつ計画的にプロジェクトを進めていくことが必要です。
 子会社経理部門単独では決算早期化に積極的に取り組む動機付けがない場合が多く、また知識やノウハウが不足していることがあります。決算早期化プロジェクトでは、子会社側の経理部門だけでなく、販売や購買部等の現業部門にも関与してもらい、全社的に協力を得ながら進めることが必須であり、そのための工夫が欠かせません。また、想定外の問題に余裕をもって対処するため、ドライラン(トライアル決算)の回数を十分確保することが重要です。こうした理由から、親会社によるモニタリングとグリップが不可欠となります。
 JBAグループでは、これらをふまえ、アクションプランの作成、アクション、ドライラン、導入後のフォローアップまで全体を視野に入れたサポートを行っています。


基本方針策定の主要ポイント

例)親会社が3月決算、海外子会社が12月決算の場合
ポイント 内容
統一する決算期 ①親会社と子会社の決算期を一致させて3月末で統一
②親会社の決算期を海外子会社と一致させて12月末で統一
決算期統一の方法 上記①の場合
12月決算の子会社について、次のいずれかの対応を行う
・決算期を親会社に合わせて変更する
・法定決算と連結決算用(例:連結パッケージ)の仮決算の両方を行う
上記②の場合
親会社の決算期を12月に変更。ただし、現状の連結決算発表日程を維持するには連結ベースでの決算早期化は必要
プロジェクトスケジュール 決算期を変更する子会社の規模や経理部門等の体制を考慮して決定。ただし、決算早期化のトライアル実施期間等についても考慮が必要
連結決算発表日程 予定する決算短信発表日から逆算して、子会社からの連結パッケージ収集のタイミングを検討

提供するプロジェクトの例

 グローバル化し拡大する事業を支えるため、また、連結ベースの経営管理およびグループガバナンスとして、『経営管理インフラの共通化』が必要となってきます。そのため、【共通のタイミング】、【共通のルール】、【共通のツール】の整理が共通化の基盤となります。具体的には、「決算期」、「会計方針」、「会計システム」の3つのインフラを統一及び共通化することが求められ、また、それぞれが相互に影響し合うため、同時並行を意識することが重要です。
 JBAグループは、幅広い知識力と高い経験値をもって、これらを全面的にサポートします。

※フェーズの例(将来的なIFRS導入を想定)
フェーズの例

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